私の施設生活・虐待・長時間労働の経験
取材うけた記事が、掲載されましたー!
http://sodachitosudachi.com/2017/02/25/005kanae-abe/
施設生活・虐待・長時間労働の経験、また20歳になった時の思いなど分かりやすくまとめてくださいました!
インターハイの運営に携わったことや、社会起業大学との出会いについても掲載してくださいました٩( 'ω' )و
自殺から導き出した答え〜Tさんの体験談〜
死にたい。
自殺したい。
でも他人に迷惑をかけて死ぬのはいやだ。
だから、迷惑をかけない死に方を探した。
けど、見つからなかった。世の中には、生きたくても生きれない人がいることは知っている。だから、死ぬのはやめた。
生きて、人の役に立つ人間になろうと誓った。
そして体を売った。自分の初めてが知らない人であろうとどうでもよかった。ただ私は人のためになることをしたかっただけ。
死ぬより、生きて人のためになることをすれば人には迷惑はかけないー
17歳の夏
私は進路選択を迫られイライラしていた
なんとなく掲示板で
「自分なんて生きててもしょうがない」
と愚痴った。
いつも何かあると掲示板に書き込みをしていた。携帯の中の人間だけが頼りだった。
携帯が光った。
掲示板を開くと
「もしよかったら相談のるよ?」
と書き込みがあった
今まで、相談乗っても「うちのほうが大変だから」とか、「私はこう思う〜」とかいわれて、私の話を聞いてくれる人なんていなかった
だから私の悩みを聞いてくれる人がいて素直に嬉しかった。
それからは、その人と掲示板で繰り返し話すようになりラインも交換した。
一緒にご飯行って、お買い物して、相手は社会人だったから仕事の話もいっぱいしてくれてすごく楽しかった。ホテルにも行った。
あとあと分かったことだけど
相手は身体目的だった。
けど私にはどうでもよかった。
これで、自分を必要としてくれる人がいると分かったから。
もっともっと人の役に立ちたい…
それ以降、掲示板を通して自分を必要としてくれる人を探して、生きがいを必死に求めた
会うたびホテルから持って帰ってきたアメニティグッズを収納ボックスにためていた。
いつの日か10人、30人と会う人が増え、収納ボックスはアメニティグッズでまんぱんになった
試供品…
これをみると思い出す。
あれからしばらく経つけど、忘れられない
私を買った人たちも、家族がいたのではないかと思うと胸が苦しくなる。
脳裏に焼きつき、決して忘れることはできない
悔しいけど、あの経験があるから今のわたしがいる。
でも、わたしの次の世代な人たちには同じ道を歩んでほしくない。
体だって売ったらだめだって伝えなければいけない。
だから私は生き続けることを決めた
ソーシャルビジネスグランプリに参加して
ソーシャルビジネスグランプリ参加しました!
イベントの主催である、社会起業大学は、私の人生に大きな影響を与えました。1年前、無料体験授業に参加したことで諦め掛けていた夢を目覚めさせてくれました。
グランプリでは、5人の方がソーシャルビジネスモデルを発表して、泣いて笑って感情をぶつけている姿はとても輝いていて、感動しました!
それぞれのビジネスモデルに審査員がアドバイスをしているシーンで組織を動かしていくコツも学ぶことができました!
交流会でも、多くの異業種の方と繋がれてワクワクが止まりませんでした!
児童養護施設での生活〜施設内ルールについて〜
楽しかった施設生活にも厳しい面はあった。
中学生に対してのルール
・電車などの交通機関の使用不可
・携帯不可(中学生はバイト出来ないため)
中高生に対してのルール
・門限は18時(高校生は、許可が下りれば21時まで)…
・学校行事、一時帰宅以外は外泊禁止
家での生活よりはるかに安全な環境ではあったが、当時は、上記のルールが1番施設の中で窮屈だと感じた。
特に1番納得いかなかったのは外泊禁止だということだった。
一年生の時、興味のある専門学校で体験授業があり行きたいと感じた。学校は、新潟にあり体験授業の時間に合わせるためには外泊が必要だった。
「ルールだから」の一言で、体験授業に行けなかった。
確かに、ルールは必要。だけど、その子に合った対策などを考えるべきだと感じる。そこまで手が回らないのは分かってるけど、私たち1人1人は違う人間だから同じ型に当てはめないでほしい。
※私の施設のお話です。他施設とルールは同じとは限りません。
東京都における(社会的養護の)自立支援の成果と今後の課題」
「東京都における(社会的養護の)自立支援の成果と今後の課題」というのをテーマに、施設や里親の状況、アフターケアはどうなっているのかを学びました。
他施設や支援団体との交流ができるので本当に視野が広がります。
当事者として聞いていて感じたのは、あくまでアンケート結果を元に出しているものなので例外はいっぱいあると感じました。
例えば、今年度は施設退所後のホームレスになる人はいなかったとアンケートでは出ているけどそもそもホームレスになっていればアンケートに答えられないなど…
何事にも答えは、1つじゃないと頭に入れて今後も情報を取り入れていこうと感じました。
明日は、お世話になった施設に行って今日学んだ情報を報告しに行ってきます٩( 'ω' )و
学びとは?
学芸大学生、教育のプロフェッショナルと「教育について」カフェでひたすら語りました
今の日本の教育は暗記?
もっと面白い授業にできないか?
知識を活用する楽しさを感じてもらうには?
勉強をする目的は?
学校は、分からないことを学ぶのに、そもそも分からないと言える環境ではないのでは?
1人で学ぶと自問自答で終わってしまうけれど、アウトプットする相手がいることで、自分の思いに対して帰ってくるものがあるので刺激的です!
児童養護施設当時の生活を振り返る〜携帯購入〜
私が携帯を持ち始めたのは高校2年生になってから。
携帯を持つためには、うちの施設の方針で「バイトで20万円の貯金を貯めて成績を安定させること」だった。
バイトで20万円貯めるのはなかなか大変だった。生徒会、部活、課外活動(インハイの運営)の両立をしながらバイトをするから1ヶ月休む暇なく動いた。充実した毎日で楽しく、疲労感を感じなかったため半年に一度のペースで病気になった。
20万円貯めてようやく携帯購入の話が出た。職員と話し合いを重ね福祉士に携帯購入の許可を取ってもらうため連絡を取った。しかし、福祉士と中々連絡が取れなかった。そして親の保証人問題などがあり半年後にようやく購入することができた。
うちの施設は、「親からの許可をもらえない」「中学生はバイト出来ない」などで携帯を持てない子が多かった。
児童養護施設、児童相談所、親、福祉士、学校との連携が欠けているだけで携帯購入が困難になる。
こんなに複雑化しなくても、もっと仕組みを単純化出来たらいいのになんて思う。
うちの施設は、ネット環境のあるパソコンがないため外からの情報を得る機会がなかなか無い。奨学金や支援団体の情報なども得にくくなる。